寄居の魅力を凝縮!
駅近まち歩きコース
― 寄居駅~雀宮公園と玉淀河原、鉢形城公園 ―
寄居駅南口の中心市街地のすぐそばには、自然豊かで町民にとってかけがえのない、
「雀宮公園」や「玉淀河原」、「鉢形城公園」があります。
どこか懐かしい雰囲気を残しながら、寄居駅南口が整備され、
コンパクトで暮らしやすい町に変化しつつあります。
そんな寄居のまちなかを歩いてみませんか?
駅から徒歩30分程度で回るまち歩きコースを紹介します。
まち歩き初心者、自然や歴史に触れたい方、寄居町にあまり来たことがない方におすすめです!
スタート地点(寄居駅南口~)
寄居駅南口を出発して、昭和感漂う歩道を南に歩いていきます。
レトロな街並みを見ながら、約1km、10分ほど歩くと雀宮公園へ到着します。
見どころ その1「雀宮公園」
歌舞伎の名優・七代目松本幸四郎丈の別邸跡地が公園として整備され、一般に公開されています。公園内にはさまざまな植物が植えられているので、緑溢れる風景を楽しむことができます。特に、秋の紅葉シーズンにはモミジやイチョウが、園内を色彩豊かに染め上げた景色は絶景で、毎年多くの人が訪れて紅葉を楽しみます。ゆったりとした時間の経過を感じることができる雀宮公園は、憩いの場となっています。
公園内のいたる所に見どころがありますが、南門からの正喜橋と荒川のコラボも必見です。
令和2年11月に、雀宮公園から玉淀河原までの親水遊歩道が完成しました。これにより、豊かな自然に囲まれた雀宮公園から、荒川に沿って流れの美しい玉淀河原まで行くことができるようになりました。遊歩道を歩いていると川の力強い音が聞こえてきます。約300m、4分ほど歩くと玉淀河原に到着します。
見どころ その2「玉淀河原」
玉淀は、荒川が秩父の山地から平野部に移り変わる流域、沿岸約3キロメートルの地域の名称です。川の水がこの場所で「玉のように美しい淀み」となっている様から『玉淀』と命名されました。この美しい景観は、昭和の文豪たちが絶賛した姿を現在も残したままです。荒川が造り出した奇岩、絶景の景勝地である名勝「玉淀」を訪れてみませんか?
玉淀河原から下流を眺めると、玉淀河原に架かる橋(正喜橋)と空と水の青が調和します。また、正喜橋から下流を眺めると迫力のある荒川の姿と、東武東上線の鉄橋を望むことが出来ます。
正喜橋からの絶景を見ながら、橋の対岸へ玉淀河原から約800m、13分ほど歩くと、次の見どころ鉢形城公園に到着です。
見どころ その3「鉢形城公園」
寄居町には中世の名城「鉢形城」の城跡があり、鉢形城は荒川の崖の上に作られました。1560年に、豊臣秀吉の小田原攻めによって、開城しました。鉢形城は、歴史的価値の高さから国の指定を受け、日本100名城に選ばれています。現在では貴重な塀や土塁門などが復元され、現在の鉢形城跡として残されています。
鉢形城公園は、鉢形城跡や鉢形城歴史館もある広範囲なエリアなので、ピクニックや散策、歴史の勉強などさまざまな楽しみ方ができる場所です。
約24万㎡の広さを誇る鉢形城公園にはたくさんの見どころがあります。復元された四脚門や馬出、土塁などを見て、当時の様子を思い浮かべてみてはいかがですか?